ソフトウェア - OS

第8章 コンピュータ

ソフトウェア-OS

ソフトウェアは、コンピュータ上の「手でさわれないもの」のこと。コンピュータはソフトウェアなしでは動作できません。ハードウェアの五大装置と連携してコンピュータを的確に動作させる役目があり、これをOSが担っています。ソフトウェア=OSではないため注意が必要です。

OSとは

 ソフトウェアは、基本ソフトウェアと応用ソフトウェアに分けられます。基本ソフトウェアは、ハードウェアと応用ソフトウェアの間に位置し、管理・制御の役割を持ちます。基本ソフトウェアは、オペレーティングシステム(OS)とも呼ばれています。

 応用ソフトウェアは、よりコンピュータを使う人に近い機能を持ち合わせています。例えば、「メール送受信ツール」「資料作成アプリ」「メモ機能」などは、応用ソフトウェアです。アプリケーションソフトウェア、アプリケーション、アプリとも呼ばれています。

基本ソフトウェア:オペレーションシステム(OS)とも呼ばれていることに注意しましょう。基本ソフトウェアとオペレーティングシステムは同じ意味です。

応用ソフトウェア:アプリケーションソフトウェアとも呼ばれていることに注意しましょう。応用を英訳するとApplication:アプリケーションになります。

OSの目的

 オペレーティングシステム(Operating System:OS)は、ハードウェアとユーザーの中間に位置しており、下記のような目的を持っています。

  • ハードウェアの機能提供:各ハードウェアがもつ機能をユーザーに提供する
  • コンピュータ資源の有効活用:CPUや記憶装置などの資源の割り当てを効率化し無駄なくコンピュータ作動するようにする
  • 管理と運用:ユーザーに向けて、コンピュータに関する操作や管理方法の支援を行う


OSの種類

 OSの代表例としてApple社、Microsoft社のOSが有名である。コンピュータの種類によって必要なOSの種類は変わります。

OS 説明
Mac OS Mac用のOS
Chrome OS Chromebook用のOS
Windows Windowsコンピュータ用のOS
iOS Apple社製スマートデバイス用のOS
Android スマートフォンやタブレット端末用の汎用的なOS
Linux PC、サーバ、ゲーム、スマートデバイスなど様々な機器に使用されるOS
UNIX PC、サーバ、ゲーム、スマートデバイスなど様々な機器に使用されるOS

LinuxとUNIX

両OSともコンピュータの土台となるOSで、とても類似しています。なぜなら、LinuxはUNIXを参考にして作られたOSだからです。つまり、機能的には誤差程度の違いしかありません。何が違うのかというと、ライセンスのあり方が違います。UNIXは、企業保有の知的財産となっていますが、Linuxはオープンソースとして誰でもアクセスできる仕様になっています。

完了して続く