条件指定

第9章 データベース

条件指定

データベースを操作する時、さまざまな条件を記述することでコンピュータが正確にデータを操作してくれます。データベースによっては膨大な量のデータを保存するため、条件指定の方法を間違えると、期待通りのデータを操作できない可能性もあります。ここでは3つの条件指定方式を解説します。

抽出条件指定

 データ抽出時の抽出条件を読み、どのデータが抽出されるかを問う問題が頻出です。AND、OR、NOTの条件指定書式を理解して、正答できるように備えましょう。

 問題文では、AND、OR、NOTの表現が曖昧なので、「試験ポイント」も必ず確認してください。


AND

 1つめの条件指定のANDは、「AかつB」を意味する。条件を複数個以上つけるときにANDを使用します。

 例えば、3年生で、運動部に所属している学生と2つの条件をつける場合、条件をANDで組み合わせて指定する。ANDは論理積ともいいます。

ANDの表現:試験では、「かつ」や「両方を含む」という表現で出題される。

OR

 ORは「AもしくはB」を意味します。2つの条件のうち、少なくともどちらかを満たしているデータを検索/抽出するときに利用する条件指定方法です。ORは論理和ともいいます。

ORの表現:試験では、「もしくは」、「または」や「どちらか一方」という表現で出題される。

NOT

 NOTは「〜ない」という否定の条件をつけることができます。3年生だが、「運動部には所属していない」学生を検索/抽出したいときは、NOTを使います。NOTは否定ともいいます。

NOTの表現:試験では、「ではない」や「含まない」という表現で出題される。

完了して続く