IPアドレス
第10章 ネットワーク
IPアドレス
TCP/IPのインターネット層は、複数のネットワーク間のデータ伝送を行う。インターネット層の規格の1つとしてIPがある。IPアドレスとは、インターネット上のユーザー機器に割り当てられる文字列のことである。IPアドレスは機器を識別するために割り当てられている。出題頻度が高い分野である。
IPアドレス
IPアドレスとは、インターネット上のホストを一意に識別するためのアドレスのことです。ホストとは、データの送受信や中継を行う機器のことで、サーバ、クライアント、ルータがホストの例として挙げられます。
具体的に説明すると、IPアドレスとは全部で32桁あり、世界中で重複することがないように一意の数列となっています。
IPアドレスは、ピリオドで4つに区切られていて、10進数で記述される。
IPアドレス:204.211.12.152
プライベートIPとグローバルIP
プライベートIPアドレスは、任意のLAN内で使用する独自のIPアドレス。パソコンやスマートフォン、テレビでも、あらゆるデバイスは、ルータによって割り当てられた独自のプライベートIPアドレスを保持しています。しかし、同一のローカルネットワーク内に複数のデバイスがある場合は、同じプライベートIPアドレスを使用している可能性があります。
グローバルIPアドレスは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)によって割り当てられるIPアドレスで、インターネットに接続するための一意のIPアドレス。
NAT(Network Address Translation) or NAPT(Network Address PortTranslation):プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを対応づけて相互に変換する技術のこと。
ドメイン名
IPアドレスは、10進数で記述されますが、人間にとっては記憶しにくい型となっています、そのため、コンピュータだけでなく、人間にとっても親しみやすい文字列にするためドメイン名として表現することができます。
204.211.12.152
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aurait.co.jp
DNSサーバがIPアドレスとドメイン名の変換を実施します。この仕組みをDNS(Domain Name System)といいます。
ポート番号
ポート番号はどのアプリケーションにデータを届けるのかを示しています。例えば、あなたがメッセージデータを送信したとき、データを受ける側が複数のアプリケーションを、どのアプリケーションにメッセージデータを届ければ良いのかわからなくなります。
「どのアプリケーションにデータを届けるのか」を指定しているのがポート番号です。