主要なテスト
第5章 システム開発
主要なテスト
システム開発工程においてテストはプログラムのバグや要改善箇所を洗い出す重要な工程である。機能要件と非機能要件の両方が満たされているかだけでなく、発注元に受け入れてもらえるかも重要な指標です。年々、出題頻度は下がっていますが、引き続き内容を確認しましょう。
テスト
プログラムが詳細設計通りに機能するかどうかや、アプリケーションが機能するかどうか、だけでなくシステムがユーザのニーズ・要求を十分に満たしているかを確認するために、テストが必要である。
設計通りにソフトウェアが開発され、期待通りの機能が実装できているかは、テストをするまではわかりません。下記のテスト工程で検証するのが一般的です。
- 単体テスト
- 結合テスト
- システムテスト
- 受入れテスト
単体テスト
単体テストは、モジュール単位のテストを実施する手法です。モジュールとは、プログラムをここの機能ごとに分割したものです。単体テストには、2種類のテスト手法があります。
●ブラックボックステスト
モジュールの内部構造をブラックボックス状態にし、仕様(機能)中心にテストを実施する
●ホワイトボックステスト
モジュール内部の論理構造や制御方式のテストを実施する
結合テスト
ソフトウェア結合テストともいいます。結合テストは、分割したモジュール間のインタフェースに着目したテストです。複数のモジュールを結合して、正しく動作するのか確認します。
システムテスト
システムテストは、要件として定義されている機能や性能などに問題がないかを確認するテストです。
受入れテスト
発注元が実施するテストで、実際にシステムを運用し、本番環境で正しく動作するかを確認するテストです。
発注元のユーザーが中心になって、要件とおりに操作できるかを検証します。