コンピュータの基本

第8章 コンピュータ

コンピュータ

ITパスポート試験では、この分野は第2章以降の知識を学ぶ上で土台となる知識なので各専門用語をきちんと確認しましょう。特に、言葉1つ1つの定義に着目し、現在のあなたの認識と齟齬がないかチェックしてください。コンピュータを構成する五大装置は図まで確認してください!

コンピュータとは

 コンピュータとは、辞書の定義では「計算機」と説明されます。IT分野におけるコンピュータの定義は具体性が増すので要注意です。

情報を高速に処理する機械

コンピュータ


◉コンピュータの種類

 ここでは5種類の代表的なコンピュータを紹介します。

種類説明
パーソナルコンピュータパソコンのこと。個人用として使用するのが一般的。
汎用コンピュータ企業が膨大な情報処理をするための大型の機械。
スーパコンピュータ超高速で大量の計算ができる機械。
スマートデバイス多数の機能が組み込まれた携帯型端末。多機能端末。
ウェアラブルデバイス身につけられる端末のことで、電子機能を持つ時計やメガネなどのこと。

メインフレーム:汎用コンピュータは、メインフレームとも呼ばれる。搭載されるソフトウェア次第で様々な種類の計算が可能なため、汎用性のあるコンピュータとして知られている。


ハードウェアとソフトウェア

 コンピュータは大きく2つの要素で構成されています。ハードウェアとソフトウェアです。聞いたことはあるけど、一体何を指しているのか具体的には理解できていない人が多いでしょう。

 簡潔に説明すると、ハードウェアは「手で触れられる」、ソフトウェアは「手で触れられない」という特徴があります。例えば、あなたが使用しているパソコンやスマートフォンは手で触れられる物理的な端末なので、ハードウェアです。しかし、パソコンやスマートフォンなどに搭載されているメモ機能は手で触れられないため、ソフトウェアになります。

ハードウェアの五大装置

 コンピュータを構成する5つのハードウェア要素について説明します。コンピュータは下図に示すように、入力装置出力装置記憶装置演算装置制御装置の5つのハードウェア装置によって構成されている。

 入力装置、出力装置、記憶装置、演算装置、制御装置の5つの装置は、ハードウェアの代表例であり、ハードウェアの五大装置とも呼ばれます。

装置 説明
入力装置 コンピュータへの指示やデータ入力をする装置
出力装置 処理結果を文字や画像、映像で表示する装置
記憶装置 情報を記憶する装置。主記憶装置,補助記憶装置,キャッシュメモリに分かれる
演算装置 四則演算や論理演算などのコンピュータ内の瑩山全般を行う装置
制御装置 コンピュータのプログラムが円滑に実行されるように制御する装置

五大装置の代表例

 コンピュータを構成する入力装置、出力装置、記憶装置、演算装置、制御装置の5つの装置はすべてハードウェアです。各ハードウェアの具体例を紹介します。

  • 入力装置:キーボードマウス
  • 出力装置:デスクトッププリンタ
  • 記憶装置:メモリハードディスク
  • 演算装置:CPU
  • 制御装置:CPU


完了して続く