ブランディング
第1章 企業活動
ブランディング
ブランディングとは、戦略的に顧客が商品やサービスに対してどのような印象を持たせるかを操作することです。商品やサービスに対して価値のあるブランドであることを証明することで、ブランドを築くことができます。
ブランド
ブランドやブランディングとは、抽象的な概念であるため、世界共通の1つの定義があるわけではありません。
「ブランド」は古い言葉のBranderに由来し、「焼き印」や「目印をつけること」を意味します。ビジネスにおけるブランドは、そのビジネスを表す印のようなものといえます。ここでいうブランドは、印は目に見える場合と目に見えない場合があります。
例えば、ロゴや色、製品デザインは目に見えるものです。しかし、「シンプル」「安い」という心の印象は目に見えません。「〇〇ショップの商品はシンプルだ」と消費者の間で話題になると、「シンプルなデザイン」というブランドとして認識されます。
ブランディング
では、ブランディングとはなんでしょうか。brand[名詞]とbrand[動詞]は英単語の品詞が異なります。ブランディングとは、動詞の「brand」に接尾辞「ing」を加えた言葉です。
brand[動詞]は、「目印を付ける、印象を加える」という意味があります。ビジネス上では、ブランディングは、ブランドを展開して認知させるための活動全般を指します。