労働 / 契約の法制度
第3章 法務
労働/契約に関する法律
労働/取引に関する法律では、「労働者派遣契約」と「請負契約」の出題率が高いです。労働と契約に関する法律は、労働者や企業を守る目的もあります。当事者意識を持って学習してください。
労働基準法
労働条件の最低基準を定めた法律を労働基準法といいます。労働時間や休憩時間、休暇などが定められています。
労働基準法は、労働者が劣悪な環境で働かされるような事態を避ける目的もあり、近年では、ワークライフバランスを整えるために、労働基準法の遵守が各企業に求められています。
ユーザとベンダ:ITパスポート試験では、システム開発の発注者をユーザー、システム開発の受注者をベンダと表現することがあります。
労働者派遣法
派遣労働者の保護を目的とした法律で、派遣元事業主と派遣先事業主が負うべき義務が定められている。
システム開発においては、システムにおいて要件を定義する人と、その要件を満たすシステムを開発する開発会社など、様々なステークホルダが関わっている。一般的には、専門の技術者を派遣してもらったり、開発を委託する場合が多い。そのため、IT従事者は労働者派遣法について、基礎的な知識を理解しておく必要があります。理解していないと、知らず知らずのうちに法律を犯してしまう可能性があるのです。
契約様式 | 説明 |
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準委任契約 | 特定の業務のみを委任、かつ締結する業務に法律が関わっていない契約のこと。 |
フレックスタイム制 | 始業時間と終業時間を労働者が設定できる制度 |
裁量労働制 | 業務の実施手順や方針、勤務時間などを労働者の判断に任せる制度 |
守秘義務契約(=秘密保持契約)
契約当事者が持つ営業秘密を定義し、秘密情報を管理する意思を合意する契約のことです。プロジェクトや事業推進に参画する組織間やメンバー間で結ばれる契約です。
人材に関する法律
企業の経営資源として人材は「人財」と表記されることもあるように、企業活動に決定的な影響を与える要素として考えられてきました。ここでは人材に関する法律について紹介します。
経営方針として、新たな人材を採用するときや人材を得るときには、3種類の契約様式があります。
契約 | 説明 |
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雇用契約 | 労働者と企業の間で結ぶ、雇用を受ける契約 |
労働者派遣契約 | 労働者が派遣元から雇用を受け、派遣先で労働を行うための契約。この場合、派遣会社には派遣される労働者を派遣労働者という。 |
請負契約 | 仕事の完成をベンダに依頼する契約。ベンダは仕事を請け負い、ユーザに成果物を提供する。 |