業績評価
第1章 企業活動
業績評価
企業は、会社・部門・個人などさまざまな単位ごとに、売上や利益にどれだけ貢献しているかを定量的に評価して、企業の業績を可視化します。業績評価は、企業全体だけでなく、社員一人ひとりの生産性を高めるための指標となるため、正確かつ公正な評価が求められる。
KGIとKPIの設定
企業活動が経営上の目標達成に近づいているのかを定量的に評価するには、具体的な指標が必要です。この指標を、KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指数)といいます。この重要目標とは、最終的に達成すべき目標を意味します。
KGIを設定した後は、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)を設定します。重要目標を達成するためのプロセスを分解し、中間地点での目標を評価する必要があります。重要目標達成までの達成度を把握し、パフォーマンスや生産性を評価するための指標をKPIといいます。
OKRの設定
近年では、OKR(Objective and Key Result)という指標も多くの企業で採用されています。企業と社員個人の目標と、その目標達成のために必要な行動を把握することで、企業全体の目標の連動性を高めます。
OKRは社員1人1人のパフォーマンス・能力向上を優先する思想をもち、その結果企業全体のパフォーマンスを高める狙いがあります。
CSFの設定
経営戦略の目標や目的を達成する上で、最も重要な要因となるものをCSF(Critical Success Factor:重要成功要因)といいます。経営戦略上、重要な管理項目で、設定したCSFに優先順位をつけて、上位から集中的に経営資源を投下することで、経営を最適化します。
バランススコアカード(BSC)
バランススコアカードとは、企業の全体像を分析する手法の一つです。
ビジネスの活動を財務、顧客、内部ビジネスプロセス(業務プロセス)、学習の4つの要素で捉え、具体的な目標と実行計画を構築します。
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