最新技術とIoT

第10章 ネットワーク

最新技術とIoT

インターネットに関する技術は進化し続けている。IoT、AI、ブロックチェーン、メタバースなどの最先端技術だけでなく、今では普通となっているウェブサイトやオンラインショップなど、様々な観点でインターネットが生み出した技術は無数にある。メールの宛先指定方法は出題頻度が最も高い。

IoT

 IoT:Internet of Thingsの発展により、世界中のモノがインターネットと接続される社会になりました。映像、音声、文字、写真、文字などの情報がインターネットを介して伝達され、前代未聞の情報化社会への道を邁進しています。


電子メール

 電子メールとは、インターネットを介してメッセージを相手に送るための機能です。文字だけでなくデータを添付して送付することも可能です。 

 ITパスポート試験で頻出の問題である、電子メールの宛先指定方法について、以下の方法を紹介する。

指定方法 意味
To 正式な送信相手として設定する
Cc 正式な送信相手ではないが、メッセージ内容を共有したい相手を設定する
Bcc ToとCcで指定した相手に知られることなく、メッセージ内容を共有したい相手を設定する

 メーリングリストを作成することで、効率を高めることもできる。メーリングリスト機能とは、複数のメールアドレスを1つのメールアドレスにする機能です。繰り返し同一の複数人にメールを送信するとき、1つのメールアドレスのみ入力すれば良いので、メールを作成しやすくなります。

回線事業者:NTT東日本、KDDI、Softbankなどが、回線事業者の例。回線を提供する事業者のこと。

ISP:Internet Service Provider(インタ^ネットサービスプロバイダ)のことで、インターネットへの接続サービスを提供する。NURO光、ソフトバンク光、フレッツ光、OCNなどがある。電気通信事業者ともいう。



Webページ

 Webページとは、インターネット上に公開されている文書データのことです。World Wide Web(WWW)が開発されたことで、いつでもどこでも様々な情報を探すことができ、それだけでなく遠隔地のユーザー同士でも情報交換が可能になりました。

 Webページには、Webページ自体の保存場所とファイル名が指定され、URLが作られます。

RSS:Webサイトの見出しや概要を記述するフォーマットで、更新情報の配信に使用される

Googleの検索エンジン技術

 検索エンジンという言葉も一度は耳にしたことがあると思います。検索エンジンとは、キーワードを入力することで見たいWebページを検索する機能のことです。代表的なものに、Googleがあります。検索エンジンは、クローラと呼ばれるソフトウェアによってデータベース化された膨大なWebページからユーザーに適したページをリスト表示します。

cookie:Webサーバがブラウザを通してユーザのパソコンに記録されるユーザの情報のこと

その他の最新技術

 ITを活用した技術は年々複雑さを増し、より高度な技術が開発されるようになっています。下記の技術の中には次世代インターネットと呼ばれているものもあります。

  • メタバース
  • NFT
  • DAO
  • Web3.0

◆ メタバース

 メタバースとは、インターネット上の仮想空間の総称です。仮想空間で提供されているサービスやプロダクトをさすこともあります。meta(概念を超える)とuniverse(宇宙)が組み合わされた造語です。

◆ NFT

 Non-Fungible Tokenの略称であり、デジタル資産に対して唯一無二のデジタル証明を持たせる技術のことです。オンラインでデジタル画像が、絵画のオークションのように売買が行われています。

◆ DAO

 ガバナンストークンという暗号資産を用いることで、ブロックチェーン上にて管理される分散型自律組織のことです。

◆ Web3.0

 ブロックチェーン技術の活用により、個人谷でお金や情報を管理するような世界のことです。現在はGoogleの検索エンジンなどを通して情報を探します。しかし、Web3.0では、情報管理者が個人になり、情報を閲覧・発信するだけでなく、保有することができる状態になるという考え方です。

テザリング:スマートフォンをアクセスポイントとして利用する機能のこと

完了して続く