LAN

第10章 ネットワーク

LAN

LANには、有線LANと無線LANがあります。両方とも出題率が高いため、抜け漏れなく知識を押さえておきましょう。比較的には無線LANの出題率が高いため、無線LANを重点的に説明します。 無線LANの特徴やWiFiに関する知識が出てきます!

LANとは

 企業や部署内、教育機関(大学内)などの比較的狭いエリアではネットワークを構成することがあります。この定められた区画内のネットワークのことをLAN(Local Area Network)といいます。

 LANを構築することで、ファイルやデータの共有、プリンターやPCなどのハードディスクの資源の共有などが可能になり、より効率的にコンピュータの管理が可能になる。


無線LAN

近年では、ケーブルなどの物を使うのではなく、電波を利用した無線LANがよく使われるようになっている。無線LANは2.5GHzや5GHzを利用するLANである。下記用語を理解しよう。

アクセスポイント

PCやスマートフォンなどの無線LANを接続するための機器をアクセスポイントという。インターネットに接続するためのルータ機能を持つ機器が多く普及しており、テザリング機能として知られている。

チャネル

無線LANで使用できる周波数の幅をチャネルという。周波数の幅を周波数帯と呼び、無線LANではアクセスポイントの持つ周波数帯と同じ周波数帯を使用する必要がある。

SSID

SSID(Service Set Identifier)は、アクセスポイントの識別に使う文字列である。無線LAN端末は、アクセスポイントと同じSSIDを指定してアクセスする。

ESSID

無線LANで、ネットワークを識別するためのもの

ESSIDとESSIDステルス:ESSIDはネットワークを識別するための文字列で、ESSIDステルスは、ESSIDを見えないように隠す機能です。

 コンピュータやネットワーク機器をケーブルやコードを使用せずに接続するLANを無線LANという。無線LANを構築するためには、アクセスポイントと無線アダプターが必要になる。

無線LANの規格

 無線LANの規格として世界中に普及しているのはWi-Fi Allianceという団体が設定しているブランド名「Wi-Fi」です。Wi-Fiはブランド名で、技術的な用語ではありません。

 無線LANの標準規格のIEEE802.11に準拠している機器に対して、Wi-Fiのブランドを付与することで、ユーザーが使用できる無線LANであることをメッセージとして伝えているのです。

無線LANの周波数帯

 無線LANの無線通信で使う電波は、周波数で表す。周波数は1秒間に何回振動するかを意味しています。無線LANでは、2.4GHz帯と5GHz帯が設定されています。あなたがWi-Fiを使用することもありますが、2.4GHzと5GHzはどんな違いがあるのでしょうか。

WPS:コンピュータで無線LANを使用するときに、アクセスポイントからコンピュータへ設定情報を転送するだけで、接続設定を完了する設定方法。Wi-Fi Protected Setupの略語

周波数 説明
2.4GHz 壁や障害物に強い電波ですが、他にBluetoothなどの電波が飛んでいる場合は不安定になりやすいという特徴がある
5GHz 通信速度が速く安定している特徴があるが、壁や障害物に弱いという特徴がある

WPS:コンピュータで無線LANを使用するときに、アクセスポイントからコンピュータへ設定情報を転送するだけで、接続設定を完了する設定方法。Wi-Fi Protected Setupの略語

完了して続く