アルゴリズムとデータ構造

第5章 システム開発

アルゴリズムとデータ構造

「アルゴリズム」という言葉は、ふんわりした言葉ですが、アルゴリズムはコンピュータサイエンスやエンジニア、ITコンサルタント、プログラマーなどのIT従事者であれば一度は耳にする言葉です。アルゴリズムとデータ構造の関係もを理解し、コンピュータの理解を深めよう。

アルゴリズム

 アルゴリズムとは、「問題を解決するための手順や方法」を指す言葉である。明確で細かい定義はなく、とても概念的な言葉だ。コンピュータ上で発生する連続した処理をスムーズにこなしていくために欠かせませんアルゴリズムがなければ、コンピュータは何の特性もなくなり、何もできないただの物体になってしまいます。


流れ図(フローチャート)

 流れ図とは、皇帝や手順の流れを図示する手法の1つで、個々のプロセスを四角やひし形の図で表し、それらを線や矢印で結んだものである。つまり、処理の流れを図式化したものが流れ図となる。流れ図そのものはフローチャートとも呼ばれる。アルゴリズムの処理手順を流れ図を用いて図示することがある。

データ構造

 データ構造とは、コンピュータプログラミングにおけるデータの格納構造のことで、データ構造の種類によって、データの関係性、操作、取り出し、参照などの規則性があります。

 ソフトウェア開発においてアルゴリズムが決まれば、データ構造も必然的に決まります。そしてデータ構造が決まればアルゴリズムも決まります。このように相互に深い関係性を持っているのが、アルゴリズムとデータ構造です。そのためアルゴリズムを決めるとデータ構造が必然的に決まることになります。

●配列

データを順番に列に並べた構造。要素というデータの個体が並んでいて、コンピュータの操作によってデータが追加されたり、削除される。

キュー

はじめに挿入したデータから順に出されるFIFO:ファイフォ(First In First Out:先入れ先出し)を採用したデータ構造である

●スタック

LIFO:ライフォ(Last In First Out:後入れ先出し)のデータ構造である。データの挿入をPUSH、データの取り出しをPOPという。

完了して続く