概念設計(E-R図)
第9章 データベース
概念設計(E-R図)
E-R図とは、データベースを構築する際の設計図の一種です。システムを設計する方法としてUML法もあるが、物理データベース上に変換しやすいE-R図の普及率は高い。概念設計では、システム全体をモデル化して、大まかな構図を描きます。
E-R図
E-R図とはデータ構造の表記法の一つである。E-R図(Entity Relationship Diagram)は最も独立的なモデルで、データベース管理システムに依存せずに、データ構造を自由に表現しやすい表記法になっている。
E-R図の構成
- エンティティ:実体・・・データベース世界を構成する要素
- アトリビュート:属性・・・エンティティが持つ性質や特徴のこと。
- リレーション:関係・・・エンティティ間の関係性を表す。
E-R図は木構造的になる
E-R図は、木構造的に分岐している方式である。なお、1対多または多対1の構造にしかならない。多対多の構成の場合は、これらを分解して1対多または多対1の構造に直す。